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2022/03/23

【キッチンレイアウト比較】快適な暮らしを実現するためのキッチンレイアウトとは?

間取りの中でも使い勝手に直結して、オシャレさに差が出る「キッチン」。

家事の中でも多くの費やす料理の時間を快適に過ごせるかどうか、マイホームを検討されている方にとって気になるポイントではないでしょうか。

今回は、そんなキッチンのレイアウトについてご紹介します。

複数人で調理することが多いのか?食器やカトラリーの量はどれくらいあるのか?

様々なシチュエーションにより、使い勝手のよいキッチンや家具のレイアウトが異なってきます。まずは、レイアウトごとに特徴を見ていきたいと思います。

ペニンシュラ型

片側が壁についていて、半島型をしていることからペニンシュラ型と言われています。対面キッチンと言えばこのレイアウトですよね。

調理をしながら、リビング・ダイニングが見渡せ、家族の様子を眺めながらコミュニケーションをとることができる点がメリットです。

コンロ横が壁になりますので、油跳ねの問題を解消することができます。また、コンロ前に壁をつくったり、手元の壁を立ち上げることで生活感の出やすいキッチンまわりを隠すこともできます。

L型

シンク、調理スペース、コンロがL型に配置されたキッチンです。

調理スペースからコンロまで体を90度振り向くだけで作業ができますので、動きがスムーズになります。L型のシンク側をリビング・ダイニングに面するように配置すれば対面型にすることもできます。

デメリットとしては、L型キッチンの場合、スペースに余裕がないと配置できないケースが多い点、L型の角の部分はデットスペースになりやすことを十分に確認していただくことが大切です。

セパレート型(Ⅱ型)

コンロとシンクが前後に分かれている形で、横の動きが少なく前後の動きだけで作業ができる点が特徴です。

一般的にシンク側がリビング・ダイニングに対面する形になりますので、食事後の片付けもスムーズに行えます。

他のレイアウトと比較して、LDKの幅が広く取れない場合でも採用しやすいレイアウトとなります。

コンロ側とシンク側の長さを足すと、ペニンシュラ型やI型より長くなりますので、作業スペースが広くとれる点も特徴です。

アイランド型

島のように左右・前後が壁に接していないレイアウトです。ぐるぐると回遊できるため、キッチンから移動する際の動線がスムーズになります。

また、大人数でキッチンを囲むことができますので、ホームパーティなど大人数を家に招かれることが多い方にはレイアウトです。

I型

シンク、調理スペース、コンロ、冷蔵庫まで一直線に並んだレイアウトです。動線が横の移動だけとなりますので、作業効率が高くなるのが特徴です。

デメリットとしては、調理中はリビングには背中を向けていますので、リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りにくくなる点が挙げられます。

しかし、狭いスペースでもキッチン・ダイニングを広く使うことができるため、リビングを極力広く取りたい場合や、狭小地での建築の場合には適しているレイアウトでもあります。

対面キッチンが主流になった今ですが、壁付けのI型キッチンのニーズも増えています。

レイアウトだけではなく、総合的に考えていくことが大切です。

ここまでキッチンのレイアウトについてみていきましたが、キッチンの形だけではなく総合的に考えていくことが大切です。

●冷蔵庫の置き場所は?

・コンロかシンクどちらに近い方が調理しやすいのか?

・ダイニングからすぐに飲み物を取りに行ける位置にあるのが良いのか?

・生活感が出ないようにリビングから見えない位置に置くのか?

・・・など冷蔵庫の位置も想定しておくことが大切です。

●レンジなどの家電がどれくらいあるのか?

家電の量やサイズもしっかりと把握しておくことが必要です。

・ずっと出しておく家電はどれくらいあるのか?

・毎日は使わないけど、使うときだけ出す家電がどれくらいあるのか?

・ゴミ箱の置く場所も忘れがちなので、注意が必要です。

雑誌や施工事例を見るとお洒落なキッチンは多く、憧れの対象になると思います。しかし、お洒落なのは良いけどストレスが溜まるような動線になっては意味がなくなります。


注文住宅の一番のメリットは、その家に住む家族のライフスタイルに合わせてデザインをすることが出来ることです。どのような暮らしを実現したいのか?どのようなレイアウトだったら暮らしやすくなるのか?そのためのヒントにしていただければと思います。

投稿者:田中住建

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