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2022/10/15

【失敗例に学ぶ】収納設計のコツ

家づくりにおいて、暮らしやすさに直結するのが「収納」です。お洒落なこだわりの家でも必要な収納がなく、物が雑然と溢れていては住みやすいとは言い難いと思います。

本日は、新築の計画の際におさえていただきたい収納のポイントをご紹介したいと思います!

使いやすい収納とは?

収納は広ければ広い・多ければ多いほどいいという訳ではありません。まずは、使いやすい収納がどのようなものか確認していきましょう。

収納の基本は『適材適所』です。

必要な場所に、必要な収納方法で、必要な収納量を確保することがポイントとなります。

リビングにはリビングの収納、キッチンにはキッチンの収納、などのように必要な物を必要な場所に収納できるように計画していくことが重要です。

そこで、まず考えなければいけないことは、ご自身のライフスタイルを客観的に見てみることです。どんな物がどれくらいの量あって、どんな風に使っているか。今の家でどんなことが不満で、どうなっていたら使いやすいのか。これらのことを整理してみましょう。

収納の種類

●可動棚

棚を可動式にしておくと収納する物の大きさに合わせて、棚の高さを調整することが出来ます。棚が少なければ後から増やすことができる点もメリットです。

可動棚の棚柱にハンガーパイプやフックなどを増設することも可能ですので、棚やハンガーパイプなど収納したい物に合わせてカスタマイズしやすい点も特徴です。

●固定棚

棚を造り付けて固定するため可動棚と比較すると強度があります。可動棚のように後々変えることはできませんが、重たい物を収納する場合など、固定棚と可動棚を上手く使い分けることが大切です。

●壁面収納

奥行きの深い収納は、奥にある物が取り出しにくかったり、手前の物に隠れて何があるのか分かりにくくなってしまいます。壁面収納は奥行きがなくてもずらっと物が見えるため、使い勝手の良い収納と言えます。

●ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットを代表とした、家族全員の物をすっぽり収納できる大型の収納です。

靴や外回りの物を収納する「シューズクローク」、家族全員の衣類をまとめて収納する「ファミリークローゼット」、キッチンに隣接したストック類を収納する「パントリー」など、様々な使い方ができます。

収納にありがちな失敗とは?

●扉が使いづらい

生活感を隠すために収納に扉を要望されることも多いですが、かえって扉が邪魔で物を出し入れしにくい収納になるケースもあります。普段から使用頻度が高い収納などは、扉なしで設計する選択肢もあります。

・折戸:省スペースで両側に扉を開けることができるため収納内全体を見渡すことができます。

ただし、扉を開けたときに扉の厚みがあるため端の物の出し入れがしにくくなる点がデメリットです。また、開けるときに扉が手前に折れるため、通路幅が狭い場合 家具などと干渉しないか注意する必要があります。

・引き違い戸(引戸):見た目も良く、扉が前に出てこないため通路が狭い場合でも使いやすい点がメリットです。

ただし、左右に扉が移動するため半分しか開かない点がデメリットです。幅の大きな物を収納する場合は注意しましょう。

●コンセントがない

コードレスの掃除機や電動自転車のバッテリーなど、収納の中で電源を使うシーンが増えています。コンセントがないと充電を終えてから収納し、面倒になって結局出したままになってしまうこともあります。

●暗くてどこに何があるか分からない

一定の大きさがあるウォークインクローゼットなどには照明をつけることが多いと思いますが、階段下収納やパントリーなど”ちょっとした収納”には照明がない場合もあり、暗くて使いづらいということもあります。

●造り込みすぎて使いにくい

造り込みをしっかりすれば綺麗に納まり見た目もすっきりとしますが、細かく造り込みすぎると変化に対応できず、将来的に使い勝手が悪くなる可能性があります。

クローゼットの内部は棚板やハンガーパイプなど基本的な構成にとどめ、細かい仕切りは市販のボックスなどを活用すると便利です。細かく造り込みすぎないのが失敗を防ぐコツとなります。

まとめ

1.新築の住みやすさにも直結する収納計画ですが、まずは今の家にどんな物がどれだけの量あるのか把握するようにしましょう。

2.収納は「適材適所」がポイントです。何をどこに収納したら使いやすくなるか、収納する物を具体化することで使い勝手の良い収納にすることが出来ます。

3.可動棚、固定棚などの収納の種類/扉、コンセント、収納の有無まで考え、造り込みすぎないように注意しましょう。

収納は少ないより多い方が良いと考える方も多いと思いますが、収納を重視しすぎてリビングや寝室などの空間が狭くなっては本末転倒だと思います。ポイントを抑えて適材適所の収納計画をすることが大切になります。

家づくりをきっかけにご自身のライフスタイルを見直すきっかけにするのもいいかもしれませんね。

田中住建ではお客様のライフスタイルに合わせた暮らしに”馴染む”設計をご提案しています。

投稿者:田中住建

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