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生涯かかり続ける「ランニングコスト」を下げる方法~火災保険~
マイホームを検討する際に、「耐震性」「省エネ性」「断熱性能」など住宅性能は気になりますよね!
建築費が安いというだけで住宅会社を決めてしまうと、住み始めてからのランニングコストが高くなり、こんなはずではなかった…ということになりかねません(;´Д`)
耐火性能 ~省令準耐火構造~
少しニッチなお話ですが、建物性能の中でも火災に対する性能をご紹介させていただきます。
「省令準耐火構造」と聞かれたことはありますか??その特徴とは、
①隣家などから火をもらわない「外部からの延焼防止」
・・・隣家からのもらい火による火災に備えて、屋根や外壁、軒裏を防火性の高い構造とします。
②万一火災が発生したとしても一定時間は部屋から火を出さない「各室防火」
・・・火災を最小限に食い止めるためには、発生源とその他の部分を区切る「各室防火」が重要となります。各室を区画する構造とすることで、火災が他室に燃え広がりにくくなります。また、火が柱などの構造材に燃え移るまでに時間がかかることにより、避難や初期消火が可能となります。
③部屋から火が出たとしても延焼を遅らせる「他室への延焼遅延」
・・・内部で火災が起こった際、壁の内側や天井裏を伝わって火が燃え広がってしまいます。火が住宅全体に広がりにくくするために、火災の通り道となる壁や天井内部に木材や断熱材のファイヤーストップ材を設けます。
このように省令準耐火構造の住宅では、「外部からの延焼防止」「各室防火」「他室への延焼遅延」に強い住宅となっています。
生涯かかり続けるランニングコスト ~火災保険~
省令準耐火構造は、木造住宅であっても火災のリスクが低いと評価され、火災保険料が割安になります!!なんと、通常の木造住宅と比較すると約半額になるのです(*^-^*)
これがずっとかかり続ける訳ですね。
火災保険は、大切な家を守るために万一に備えて掛けるものですが、それが負担になって補償内容を薄くしてしまうのは望ましくありません。
特にここ数年で災害が多くなり、火災保険の重要性が再確認されるとともに、保険料が増加傾向にあります。光熱費と同じように火災保険のランニングコストもしっかりと確認するようにしてください!
省令準耐火の説明は、少し難しいものになってしまいましたが、マイホームはこれから先、永く住むものですから、安心でランニングコストも考えた家づくりをしてくださいね(*^-^*)