大切な住宅性能~省エネ性能編~

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2023/08/08

大切な住宅性能~省エネ性能編~

毎日の暮らしの快適さに直結する「省エネ性能」。省エネ性を無視した家づくりをしてしまうと住みづらい家になってしまう恐れがあります。

この記事では、住宅の省エネ性能のメリットから、省エネ住宅にするために何が必要なのかまとめました。まずは省エネ住宅のメリットから確認していきましょう。

省エネ住宅とは:建物の断熱性能向上と、省エネ性の高い設備の採用を合わせて省エネ化された住宅のこと。国で定められた省エネルギー基準があり、2025年には住宅の省エネルギー基準の適合義務化が始まり、一定以上の省エネ性を有した住宅しか建てられなくなります。

省エネ住宅のメリット

・冬は暖かく夏は涼しいので快適

・疾病割合が下がる

・結露やカビ・ダニが発生しにくい

・光熱費を抑えることができる

冬は暖かく夏は涼しいので快適

省エネ住宅は、従来の住宅と比べて「断熱性能」や「気密性能」が高いため、外部からの冷たい・熱い空気の影響を受けにくくなります。そのため、冷暖房の効率が良くなり、冬は暖かく夏は涼しく1年を通して快適に過ごすことができます。

また、断熱性の高い省エネ住宅は、家の中で温度差が生まれにくく、廊下やトイレ、浴室など暑く・寒くなりやすい場所でも一定の温度に保たれ、温度差による不快さを感じにくくなります。

疾病割合が下がる

住宅の性能と健康状態には密接な関係性があります。これは国土交通省のHPに掲載されているリーフレットでも、省エネ住宅と健康の関係性に触れられています。

「省エネ住宅」と「健康」に関するリーフレットを確認する(国土交通省HP)

室温が低いと血圧が高くなりやすく、ヒートショックのリスク、動脈硬化や循環器疾患に繋がるリスクが高まります。健康的に暮らすためには、冬季室温を18℃以上に保つことが大切だと言われています。

結露やカビ・ダニが発生しにくい

結露は、室温と外気の温度差が原因で発生します。断熱性能が高い省エネ住宅は、窓や壁は熱を伝えにくいため結露の発生を抑えることができます。

反対に、断熱性能が低い家は結露が起こりやすく、カビやダニが繁殖しやすくなります。それらの胞子や死骸が人体へも悪影響を及ぼすため、住宅を省エネ化することで、人体への悪影響も小さいものになります。

また、結露は建物の躯体を劣化させる原因にもなるため、省エネ住宅にすることは建物を長持ちさせることにも繋がります。

光熱費を抑えることができる

エネルギー効率の良い省エネ住宅は、当然のことながら光熱費が安くなります。

昨今、エネルギーの供給不安や円安の問題でエネルギー価格が高騰しています。上がり続ける電気代に対応するためには、エネルギーを消費しにくい住まいづくりをすることが大切です。

また、住宅を省エネ化するデメリットとして挙げられるのは、イニシャルコストとして建築費が高くなることですが、家は何十年も住むため、ランニングコストである光熱費を抑えることにより、省エネ住宅は長い目で見てお得な家づくりとなります。

省エネ住宅にするためには?

では、省エネ住宅にするためには何が必要なのでしょうか?

・断熱性能

・気密性能

・一次エネルギー消費量

断熱性能

「断熱」とは、家の中と外の熱を伝わりにくくして、室温を保つこと。

夏は室外の熱が入りにくくなり、冬は温めた空気を逃がしにくくなるため、一年を通して快適に過ごすことができます。

断熱性能は「UA値(外皮平均熱還流率)」で表すことができます。この値は室内の熱がどれだけ室外に逃げていくのかを表しており、数値が小さいほど断熱性能が高く、熱が逃げにくいと言うことができます。

「気密性能」

「気密」とは隙間が少なく、室内の空気が室外に逃げにくくなること。

いくら断熱を良くしても気密性が悪いと快適な室温は保たれません。断熱性能と気密性能をあわせて高めることで快適な住まい環境をつくることができます。

気密性能は「C値(隙間相当面積)」で表すことができます。この値は「家全体の隙間の合計面積÷延べ床面積」で計算され、数値が小さいほど隙間が少ないことを表します。

一次エネルギー消費量

一次エネルギー消費量は、主に「冷暖房」「換気」「照明」「給湯」が対象となり、エネルギーの削減率によって評価されます。これらの高効率な設備を導入することにより、エネルギー消費を削減します。

また、太陽光発電システムなどの創エネ設備を導入することにより、さらにエネルギーの削減率を高め、住宅をゼロエネルギー化することも可能となり、光熱費を削減することにも繋がります。

ここで大切なのが、効率の良い設備によりエネルギー量を削減するだけでは十分ではなく、建物の性能を高め魔法瓶のような家にすることです。建物の性能を良くすればするほど、少ないエネルギーで快適な住まい環境にすることができます。

まとめ

この記事でご紹介した省エネ住宅ですが、2025年には住宅の省エネルギー基準の適合義務化が始まります。

そのため、2025年以降は一定の省エネ性能を有した建物しか建てられなくなります。その義務化を目前に控えた今、住宅購入を検討される方は必ず、必要な基準を満たしているか確認するようにしましょう。

また、もっと先に目を向けると、国は2050年のカーボンニュートラルに向けて、住宅の省エネルギー化をより推進させていく方針をとっています。

2030年にはさらに省エネ性の高いZEH住宅(ネット・ゼロエネルギーハウス)を新築住宅の標準とすることを目標としているため、今後はより一層省エネ性能の高い住宅が求められるようになっていきます。

家づくりの際、何を基準に選んだら良いか、本当に難しと思います。

今回は住宅性能の中でも省エネ性能についてご紹介させていただきました。住宅の良し悪しを判断するためにも「UA値」や「C値」などの客観的な数値を確認し、失敗しない家づくりを行ってください。

具体的に、数値基準をどれくらいクリアしていれば良いの??など、詳しくお知りになりたい方は、お気軽にお問合せください。

投稿者:田中住建

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