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★埋蔵文化財試掘調査(ブログ2回目)★
皆さんこんにちは。
朝晩はヒンヤリしてきましたね。
ついこの前までの暑さを忘れてしまいそうです。
いつもスクーターで通勤しているのですが、そろそろ厚めの上着と手袋がいるなぁ・・・と。
昨日の雨から一転して、今日は爽やかな天気です。
さて、以前ブログでご紹介しましたが、神戸市西岡本において新たに分譲を開始する土地の解体工事が無事完了しました。
そして、先日埋蔵文化財の試掘調査が行われました。
(そういえば前も埋蔵文化財試掘を記事にした気が・・・💦)
今回の神戸市西岡本の土地は、「西岡本遺跡」に該当し、縄文~古墳・中世の集落跡が確認されている地域とのこと。
市職員の方の指示のもと、重機で穴を掘り調査をしてもらいました。
何かすごいモノ(埋蔵文化財)が出てきたら・・・というワクワク感と、でも出てきたら本格的な発掘調査になっちゃうなぁ・・・というドキドキ感。
「太古のロマン」という夢と「費用と時間」という現実とを行ったり来たり。
作業員の手が止まるたびドキドキしながら、作業を見つめていました。
ちなみにこれもピックアップされたのですが、新しい時代のものだったらしく、地中に返納されました(^^;
調査員の方は、出てきた地層の年代や、茶器の欠片が作られた年代も概ね判断できるようで、「あ、これは室町時代に近い鎌倉時代の湯呑ですね」とか、「この層は洪水があったときに堆積した土で、その下の黒いところが元の地山です」とか・・・。
こちらは「へー!」とか「ほぅ!」とかしか言葉がありませんでした(笑)
結果的に・・・鎌倉時代の茶器の欠片が数点確認され、職員の方がビニール袋に入れて持ち帰られました。
(写真に写っているビニール袋がそうです。)
この辺りはその時代の富裕層、今でいうセレブな方々が暮らしていた地域のようで、その人たちが使っていたものなのかもしれません。
ひとまず持ち帰り、確認した上で今後の対応が決定されるそうです。
神戸市からの回答結果をドキドキしながら待ちましょう。
んー、しかし事業のことを抜きに考えると、すごく夢がある仕事だなぁ、発掘調査。